2026年4月長野開催 結果報告

展示会結果報告

2026年4月16日(木)、17日(金)
長野県長野市若里多目的スポーツアリーナ「ビッグハット」において
2026年度1回目、通算21回目となる「実装・組立プロセス技術展」を開催いたしました。

【フロアマップ】

【出展社と出展製品】

本展は長野開催ということもあり、主幹事企業の日置電機様からも多くの方に来場をいただきました。

2日間とも開場前から受付は長蛇の列ができており、皆様の期待をありがたく感じるスタートが切れました。
また、新事務局となって初めての展示会でしたので記念に新事務局の全員で写真を撮影しました。

「これからのMUSUBIをよろしくお願いします!」という気持ちを前面に出してもらった瞬間を押さえています。

【会場の様子】

|初出展企業:株式会社大日光・エンジニアリング様

今年から会員に加わった、株式会社大日光・エンジニアリング様が初出展されました。

展示されたのは電子部品画像計数器「マルチカウンタ MC-110」

出展製品の詳細はこちらから

こちらのマルチカウンターはテーブル上にカウントしたい部品を置くだけで部品の在庫をカウントし、不純物が混ざっていないか、不良品が混ざっていないかを瞬時に判断します。

SMTの分野であれば入出庫・棚卸しの担当者、電子部品の数量確認を担当する作業者、品質管理の担当者の方にご利用をいただくと、作業時間を短縮し、作業者による品質のバラつきをゼロにしてくれます。

「数える・記録する・証跡を残す」という“地味だけれども絶対に必要な作業”を、全て自動化してくれるのが最大の導入メリットです。

初日、2日目と説明を求める見学者が途切れず、見えにくい部品だけではなく、“人気の高さ”や“現場の期待”が目に見える製品でした。

インタビューには営業課の佐藤様とデジタル推進室の伊藤様が対応してくださりました。

-MUSUBI会員となり展示会出展を始めたきっかけは?

もともとは都市部の大型展示会でPRをしていました。
ブースへの訪問者は非常に多いのですが、ただの興味や売り込みをされることも多いこと、
展示会後にフォローしてもなかなかその後につながらないことが多くプロモーションの変更を検討していました。

その際に知ったMUSUBIは地方開催の小規模な展示会ですが、話を聞いていくと、売り込みや冷やかしでの訪問がほとんどないうえに、都市部の展示会には見学に行けないという現場の方の来場が多く、皆様ゆっくり見学をされていくということを魅力に感じて出展を決めました。

-展示会はいかがでしたか?

2日間、ほとんどの見学者が設備導入の関係者です。
また、聞いていた通り、都市部の大型展示会には仕事のスケジュール上行けないという方が多く、そういった方に出会えたことや
お話ができたことはとても有益な時間です。

 

-出展製品(マルチカウンタ MC-110)について教えてください

弊社は元々というか、今でもメインの業務は基板実装を中心としたEMS、ODMです。
今回展示したこちらのカウンターも当初は弊社の通常業務の工数削減のために、社内治具として開発されました。

ところが、工場見学に来ていたお客様がとても興味を持ったことから商品化が始まりました。
開発から7年、現在で4代目のマシンとなります。
これからもより一層現場の負担を減らせるよう、開発を続けてまいります。

<余談>
話の途中、型番(MC-110)の由来を説明していただきました。
MCはMachine Counterの略で、110はワークのサイズかと思ったらこの製品は伊藤さんが開発したということでイトウの文字をとって110(イ・トウ)となったようです。

開発に注力した製品やサービスに自分の名前が乗って世の中に出ていく。全開発者が憧れる、素敵な話だと思いました。
この先、MC-310(佐藤さん)とか、510(後藤さん)とか、610(武藤さん)、710(内藤さん)といったラインナップの登場も楽しみにしたいです。

デジタル推進室 伊藤様

 

【新製品紹介】

今回、メイン展示ではありませんでしたが、以下の製品がMUSUBIで初展示されました。

  • 株式会社東京測器研究所 ハンドヘルドデータロガー TC-37K」
    片手に収まるコンパクトなハンドヘルドタイプのデータロガー。従来機「TC-32K」 は1ゲージ法 4線式(1G4W) が中心でしたが、こちらの新モデルでは1ゲージ法2線式(1G2W)を追加したことにより、
    使えるひずみゲージ・変換器の種類が増え、構造実験・材料試験・温度測定・電気計測など用途の幅が広がりました。

 

  • 日置電機株式会社 「メモリハイコーダMR6000とパワーアナライザPW4001」

    ご当地ということもあり、いつもよりも多く、開発者向けの製品も展示されていました。
    また、サーキュラーエコノミー促進に向けて今年から取り組まれているという、新品購入時におけるHIOKI製品の下取りサービスの告知もされていました。

 

  • アルファーデザイン株式会社 「半自動挿入機 AMMz」

    手挿入工程の品質向上を支援するコミュニケーション・マシンで電子部品の未実装、ご挿入を防ぎます。手挿入にかかる工程を削減し、多品種変量生産に適した部品挿入機です。 

 

  • 株式会社マルコム 「スリムリフローチェッカー SRC-3M」

    シリーズ最薄・最軽量の製品。
    メッシュコンベアや真空炉にも使える高性能のリフローチェッカーで温度データや測定情報を簡単に管理できます。

 

【特設EMSゾーン】

今回は以下の4社が出展しておりました。

  • 株式会社愛工機器製作所

    FAや産機、制御盤などで熱対策が求められる大電流基板のほかに、多層基板、ビルドアップ基板、メタルコア基板といった様々な基板が展示されておりました。
    いずれも多層や高密度な基板で技術力の高さを感じました。

 

  • 多摩パーツ株式会社

    エス・オー・シー社のヒューズのほかEMC対策の部品が展示されておりました。全体的に調達納期が長期化している時代に短納期を強みにしております。

 

  • マランツエレクトロニクス株式会社

    今回は後工程にフォーカスし、ディスクリート自動挿入、BGAリワーク、プレスフィットコネクタ実装、UVコーティングの自動塗布作業などを紹介しておりました。

 

  • 株式会社レクザム

    ISO13485を取得されている同社のEMSサービスは医療機器の開発と製造がともに行えます。
    民生機器から産業、医療、車載など、幅広い分野における製造実績を基板だけでなく筐体も含めて展示しておりました。

【セミナー】

MUSUBI参加企業以外にも協力をいただき、過去最多となる、2日間で合計16ものセミナーが開催されました。

  • 千住金属工業株式会社
    「現場の品質改善に役⽴つ はんだ付けのコツ」

 

  • テュフ ラインランド ジャパン株式会社
    テーマの異なる3つのセミナーを実施いただきました。
    「PFAS規制の最前線:企業が今すぐ備えるべきポイントとは?」
    「PPWR完全解説:EU包装規制が変えるビジネスの新ルール」
    「初めてのCEマーキング:ポイントを2時間で理解!」

 

  • 株式会社ブロードリーフ(大岡シニア・エバンジェリスト)
    「すぐ”できる現場のムダどり。『AI×カイゼン』が解き明かす現場の真実」

 

  • ヤマハ発動機株式会社
    「現場からの声を吸い上げ、ヤマハ発動機がご紹介する最新実装⽅法2026」

いずれのセミナーも参加者アンケートの満足度がとても高い内容でした。

【特別展示】

|はんだ付け教室

今回で5回目となった千住金属工業様のはんだ付け教室は業界のレジェンドがスペシャルゲストとして参加いただき、今までにない熱い講義が行われていました。

先人たちが手に入れた貴重なる知見や技能を機械化できる今の時代はとても素晴らしいのですが、この業界の先達が未来を託す若者へ直接技術の継承を行えるのもMUSUBIならでは特長です。
業界の未来のためにも、若者にはたくさん参加いただきたいです。

|新事務局長インタビュー(株式会社マルコム  森 賢一)

-ご挨拶

株式会社マルコムの森でございます。
この度、MUSUBIの事務局長に就任いたしました。

就任からおよそ一か月が経ち、事務局長という役割の重さ、そしてこの会がこれまで積み重ねてきたものの大きさを、日々実感しております。
同時に、これまで会を牽引されてきた前事務局長の元木氏、副事務局長の川杉氏への感謝と尊敬の念が、これまで以上に強くなっております。

当初9社でスタートした参加企業も、現在では17社にまで拡大し、2022年に初めて開催されたセミナーも、今回の展示会では2日間で延べ16件を実施するまでに成長いたしました。
6年にわたり試行錯誤を重ね、多くの挑戦と工夫を積み重ねてきたこの展示会は、お二人のご尽力なくして語ることはできません。改めて深く敬意と感謝を申し上げます。

そして今、この会を次のステージへ進めていく役割を担うこととなり、大きな責任を感じると同時に、強い使命感を抱いております。

今後、会をさらに発展させ、本展示会がSMT業界、ひいては産業界に貢献し続けていくためには、
個人の力に依存するのではなく、組織としての力を高めていくことが不可欠であると考えております。

会員企業の皆様、見学者の皆様、そして運営を支えてくださる皆様のお力をお借りしながら、皆様とともにこの会をより良いものへと育てていきたいと考えております。

また今回、事務局には頼もしいメンバーが新たに加わりました。
この心強い仲間たちとともに、一歩一歩着実に、しかし確実に前へ進んでまいります。

-取り組むべき課題は?

立ち上げ当初のように、手探りのなか全力で走り続けていた時期と比べ、現在は安定した運営ができるようになってまいりました。
一方で、だからこそ見えてきた課題や、改善すべき点も確実に存在しています。

これまでの運営は、各社の経験豊富なベテランの皆様に支えられてきましたが、今回、会員企業の若手スタッフの発案により、若手メンバーによる意見交換会・懇親会が開催されることとなりました。
このような動きが自然に生まれ、実際に形となったことに、この会の可能性を強く感じております。

今後は、こうした新しい発想や挑戦を積極的に後押しし、組織全体に新たな風を取り入れていきたいと考えております。

-今後の抱負

本展示会では、製造現場における新技術や課題解決の手法を一堂に集め、落ち着いた環境の中で、じっくりと見学や相談ができる場を提供してまいります。
都市部の大規模展示会とは異なり、製造現場にとって本当に役立つ情報に集中できる「場」と「時間」を創り出すこと。
それこそが、この展示会の価値であると考えております。

見学者の皆様にとっても、出展者の皆様にとっても、「来て良かった」と感じていただける展示会を目指し、全力で取り組んでまいります。
見学をご検討の皆様、出展をご検討の企業様におかれましては、ぜひともご参加をご検討いただけますと幸いです。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

【まとめ】

本展示会には2日間で通常出展17社、セミナー8社、特設EMSゾーン4社が出展し、合計391名もの来場者が訪れました。

群馬や山梨など長野県外からの見学者も多く来場されましたが、
11月の京都展を待ちきれないと、滋賀からの見学者の方もいらっしゃいました。
とても満足いただけたようで、11月の京都展には同じ職場の方を大勢連れて見学にきてくれるとのことで嬉しい限りです。

会期 2026年4月16日(木)〜4月17日(金)
開催時間 10時〜17時
会場 ビッグハット(長野県若里多目的スポーツアリーナ)
2日間の合計来場者 391名(1日目:202名、2日目:189名)

【おわりに】

次回は9月17日(木)、18日(金)に山形ビッグウイングでの開催が決まっております。

細かい企画はこの先少しづつ決まっていきますが、今の時点でパナソニック コネクト様とヤマハ発動機様にはご協力をいただきSMTラインの実機展示が決定しております!
業界トップクラスの実装機メーカーの装置が、ついに揃って、山形県に行きます!
実際にどのような動きをするか、しっかり確認することができる貴重な機会です。
一人でも多くの方の来場をお待ちしております。

また、出展に興味がある企業様もぜひお声がけください。一緒に出展できることを楽しみにしております。

何卒、よろしくお願いします。

【おまけ】

MUSUBIでは毎回Le Café GOAT様に参加いただき、会場内の打ち合わせや休憩が気持ちよい時間となることに一役買っていただいております。
とてもおいしいコーヒーです。

今回、2日目の朝礼時に、主幹事企業である日置電機様より来場者の人はとにかくおいしいコーヒーを楽しみにしており、1日目にかつてないペースでコーヒーが出ました。
このままだと今日の夕方まで持たない可能性があるので出展者の方はコーヒーを控えていただきたい(笑)という驚きの連絡がありました。


写真がないのですが、オレンジジュースも美味しいです。

また、カフェコーナーでは今回、メディアでも話題となっている“ZONOベーグル”が1日100個限定で配布されました。
こちらも大人気のため、200個用意されていたのですが2日間で完売です。

今回、出展者用には用意されていないベーグルでしたが、取材陣は特別に金時芋のベーグルをお土産でもらい土曜日の朝食にいただきました。
まずその大きさが嬉しいですね。お洒落だからという言葉でコーティングされていない大きなサイズ。

それを割ると、一口大の金時芋がゴロゴロと入っております。「もちもち」というありきたりの表現では伝えきれないくらいの食感!
「ああ、いま自分はベーグルを嚙んでる」と、脳がはっきり認識するほどの噛み応え!甘すぎない金時と混ざり合い、とても美味しいです。

すみません。申し訳ないのですが、写真を全く撮っておりません。

こちらは次回以降の展示会でも出展いただけるとのことですので9月の山形展、11月の京都展への来場を考えている方はチャンスです!

Le Café GOAT様のコーヒーとZonoベーグル様のカフェセットを脇にセミナーを受けるもよし!
商社さんや出展メーカーと打合せをするのもよし!
ゆっくり休憩を楽しむのもよし!

ぜひ、会場までお越しいただき、その味と触感と雰囲気をご堪能ください。

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